よくハードウェアのイメージを持たれている方がいらっしゃいますが、実際は「ソフトウェア」です。
サーバソフトウェアをインストールした端末のことをサーバと呼びます。
役割として、クライアント(利用者)に対して様々なサービスを提供します。
サーバの種類
DNSサーバ
DNSサーバとは、ドメインネームシステム（Domain Name System）の略で、ホスト名（ドメイン名）をIPアドレスに変換する(名前解決する)ことがDNSサーバの役割です。
もっとわかりやすく言うと、URLとIPアドレスを変換します。
ホストの指定にはIPアドレスを用いることはまずありえないので（人間が覚えられない）、DNSはインターネットを支える大事な役割をしていると言えます。
プロキシサーバ（関門サーバ）
プロキシ(代理)サーバとは、クライアントの代理で外部サーバなどにアクセスしてくれるサーバです。
クライアントから要求されたリソースがプロキシサーバ内にキャッシュされていれば、インターネットにはアクセスすることなく、キャッシュされたリソースを返します。この機能によってLANのトラフィック(通信量)を軽減し、応答性能を向上させることができます。
また内部アドレス（プライペートIPアドレス）を隠蔽（いんぺい）することができるのでネットワーク内部の構成を隠すことができ結果、セキュリティの向上へ繋がります。
DHCPサーバ
DHCPとは、Dynamic Host Configration Protocolの略で、動的ホストを割り当てるという意味です。
具体的には、クライアントへ動的にIPアドレスを割り当てます。
IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバといったネットワーク接続に必要な設定を自動化してくれるサーバです。
DCHPを利用することにより、管理者の設定負荷の軽減や設定情報の一元管理などが可能となります。
WEBサーバ
WEBサイトを管理しWebブラウザからのリクエストに応じて静的画面や画像をクライアントに返します。
ログインサーバ
クライアントを認証します。
ファイルサーバ
共有フォルダなどを提供します。
外部のネットワークに接続されている場合もあれば、ローカルネットワークで特定の端末のみが接続できるようにアクセス制限をしていることもあります。
サーバーのまとめ
・サーバーとは様々なサービス提供する専門のプログラム。
・サーバプログラムの動いているマシンをサーバ機ともいう。
・1台のサーバ機で複数のサーバプログラムを動かす事も可能