半導体とトランジスタ

テクノロジ

コンピュータが条件によって動作を変えられるのには、トランジスタの存在があります。

トランジスタは、電気信号の流れを高速にオン/オフするスイッチとしての役割や、わずかな電気信号を強い信号に変換する増幅器としての役割をもった小さな部品(半導体素子)です。

さまざまな電子回路に採用されており、トランジスタを組み合わせて電気の流れをコントロールすることで、コンピュータは条件判断を行っています。

多くのトランジスタを1つの基盤の上に集積して回路を作り、さまざまな機能を持たせた電子部品を、IC(Integrated Circuit:集積回路)やチップといいます。

シリコンの基盤の上にトランジスタ、コンデンサ、抵抗などを作って回路を形成したら、これを繰り返し、積み重ねていくことでICになります。

ICチップの発明は、電子機器の小型化・高性能化につながりました。

ICはパソコンでももちろん使われていて、CPU(演算装置)、メモリ(主記憶装置)、I/O(入出力装置)などを構成しています。

マスターまっする

集積回路のうち大きいものはLSI(Large-Scale Integration:大規模集積回路)とも呼ぶのじゃ!
覚えておくとよいぞ!