コンピュータは機械の一種ですが、コンピュータとそれ以外との違いは一体何でしょうか。
例として水車で見てみましょう!
水車は、水の流れる力を利用して動力を得る装置です。
水を受けると羽根車が回り、その力が歯車を回転させたり、接続された部品を動かしたりします。歯車は伝わってきた力を大きくしたり方向を変えたりして、目的の用途に利用できるようにする役割を持っていますが、こうした機械は一連の流れを作業のように行うだけで、単純な作業しかできませんし、予定された動作と異なる動きもできません。
一方、コンピュータでは、さまざまな計算処理を行う演算装置があり、演算装置が行った計算結果やプログラム・各種のデータを記憶装置に保存しておくことができます。
また、演算装置でじゃ「同じ動作を繰り返す」「条件によって動作を変える」「条件によっては動作を中止する」といった条件判断もできます。
そしてこうした処理の手順や条件判断をあらかじめ記憶しておいて、すべて自動で行うことができます。
例としてだした水車のように、モノによって動作が行われるのではなく、電気によって動作することも大きな違う点です。
コンピュータはこうした機能を実現したことによって、単純な動作しか行えないただの機械よりもずっと複雑な動作ができるようになり、さまざまなモノ・コトでの利用を可能にしました。
ちからこぶくん
なるほど〜!
コンピュータは電気で動いて複雑な処理ができるんだね!